2016年02月07日

オスカーのゆくえが見えてきた?

注目の全米監督組合賞が発表されました。受賞者は「レヴェナント:蘇えりし者」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。昨年に続いての受賞です。ということは、今年もオスカーは彼が受賞する可能性がぐんと上昇したということ。となると作品賞も「レヴェナント」が結構有利というか、最有力に近いかもしれません。ならば先日の製作者組合賞の「マネー・ショート 華麗なる大逆転」受賞はなんだったのか? 本当に今年はなかなか予想が難しい。こうなってくると「スポットライト 世紀のスクープ」や「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(こう書いていてなんですが、最近の映画の題名って、サブタイトルが覚えづらい。というか、これ宣伝部の公式な判断ではサブタイトルじゃなくて、全部がメインタイトルなんです。だから我々も文章の最初に出てくるときはいちいち全部書かなきゃいけないのですが、なんとかなりませんかね)といった批評家賞の覇者たちは、今年もオスカー本番では脇役になりそうな予感。「マッドマックス」はまだメーンじゃない賞で複数受賞できそうですが、「スポットライト」なんて下手すれば無冠の可能性も? 扱っている題材が保守派には反発を買いそうなものなんで、「スポットライト」の弱体化ぶりは仕方ないのかもしれませんが……こういうところもそろそろオスカーには変わってほしいですよね。 
そして注目のアニー賞は「インサイド・ヘッド」の一人勝ち。昨年の受賞作「ヒックとドラゴン2」のような土壇場大逆転がなければ順当にオスカーも受賞でしょう。
posted by 編集長 at 17:41| 日記

2016年02月04日

昨日の間違い

昨日更新したブログで間違い発見。
作品賞候補と書いた「キャロル」は「ブルックリン」の誤りでした。すいません。もちろん「ブルックリン」も見ました。古風なタイプのストーリーですが、とてもいい映画でした。シアーシャ・ローナンがすっかり大人になって、見事に作品全体を一人で引っ張れる女優に成長しています。これは夏(7月頃?)公開予定なので、オスカー用にちょっと早めに見せていただいた感じです。「キャロル」は作品候補に挙がってしかるべき出来なのに、落選してしまったのでした。今年のノミネーションでのサプライズの一つでした。
posted by 編集長 at 15:09| 日記

2016年02月03日

4月号鋭意製作中

しばらくブログを書けませんでしたが、ご承知のようにただいま4月号を鋭意製作中なのです。
今号ではアカデミー賞やら読者ベストテン発表やらでいろいろ充実していると思います。そんなアカデミー賞ですが、作品賞候補8作を全部制覇しました。もう日本公開されている「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ブリッジ・オブ・スパイ」や間もなく公開の「オデッセイ」は当然ですが、最多候補の「レヴェナント:蘇えりし者」はじめ「スポットライト 世紀のスクープ」「ビッグ・マネー 華麗なる大逆転」「キャロル」「ルーム」と8作を全部見ることができました。いつも1本くらいは未見のまま本番がきてしまうんですが、今年は4月までに公開されるものばかりだったので、可能になったのです。
どれもこれも力作ぞろいで見ごたえあるものばかりでした。ここから一本というのはなかな難しい選択です。それでも受賞予想しなくては原稿が書けないので、無理やり予想しましたが、本当に今年は難しい!
当初「スポットライト」優勢と見ていたんですが、「マッドマックス」にずいぶん各地の批評家作品賞持って行かれたので、大本命といいづらくなっているうえに、一番のよりどころ(?)製作者組合賞が「ビッグ・マネー」を選んじゃうし、最多候補は「レヴェナント」でしょう? さて困った。
ネックは「スポットライト」がキリスト教徒には受け入れがたいことを描いている点もあるんですよね。もちろん出来は良かったけれど、この内容は保守派の多いオスカー会員には、あまり快いものではない気がするし……まあもう少し様子を見ていくと本命があぶりだされていくのかもしれませんが。
そんなこんなで原稿を書きつつ、まだ先が見えていない4月号。本当に校了できるのでしょうか?(と思いつつ毎月やっているわけですが)ベストテンの結果も面白いので、ぜひ2月20日の発売日をお待ちください。
posted by 編集長 at 21:02| 日記

2016年01月21日

久々のクロエちゃん

昨日の夜のことですが、クロエ・グレース・モレッツと久々にお話しできました。来日してないじゃないかって? そうです。彼女は今パリにいます。そこで全米で今週末公開の「フィフス・ウェイブ」(4月日本公開)のキャンペーンをやっている彼女、時間を割いて、日本のためにスカイプ・インタビューをしてくれたんです。
すっかり人気者になったクロエちゃんですが、以前と変わらないスマイルで、しっかりいろんな質問に答えてくれました。ところで「久々」というのは彼女が「キック・アス」で初来日した時、直にインタビューしたから。他の質問者にも「二度目」という人が何人かいましたが、もうあれから6年くらい? まだ子供でしたもんね。2月には19歳になるクロエちゃんですが、いまも一番大切なのは「家族」のようです。
今日SCREEN3月号が発売になったばかりですが、この記事は次号で掲載予定です。
posted by 編集長 at 19:55| 日記

2016年01月14日

オスカーノミネーションとアラン・リックマン

さきほどアカデミー賞のノミネーション発表を待ち構えていた時に、いきなりとんでもないニュース速報が入り、びっくりしてしまいました。デーヴィッド・ボウイに続き、大ショックなお方が同じ69歳で亡くなりました。まさかのアラン・リックマン。
昨年「ヴェルサイユの宮廷庭師」で元気な姿を見たばかりなのに。さきごろ50年も連れ添ったパートナーと結婚したという心温まるニュースには、こういう事情もあったのでしょうか。ファンの方もさぞ驚いたことでしょうし、信じられないでしょう。とにかくご冥福をお祈りします。
さて、アカデミー賞ですが、「レヴェナント:蘇えりし者」が最多候補で本命? 続くのは「マッドマックス」ですが、本当は作品賞の「スポットライト 世紀のスクープ」が本命のようです。ただレオは主演男優賞本命でしょうし、受賞数は最多になれるかも。可哀そうなのは「オデッセイ」のリドリー・スコット。本命の一人かと思いきやまたまた監督賞はお預けに。スタローンが助演男優賞のアナウンスをされたときに大きな拍手が。獲れるかもしれないですね。また「スター・ウォーズ フォースの覚醒」は作曲賞など5部門で候補になりました。詳しい分析はまた後日。
posted by 編集長 at 23:38| 日記

2016年01月11日

ゴールデングローブとデーヴィッド・ボウイ

ゴールデングローブ賞の原稿を書くために休日出勤していたら、なんかあちらのサイトでやたらデーヴィッド・ボウイの写真が目に付いたので、なんだろう?と思っていたら、急に亡くなったんですね。常に若いイメージがあったけれど、もう69歳だったとは。しかもがんで一年半も闘病していたとは驚きでした。この間ニューアルバムが出たばかりじゃなかったでしたっけ? 私には俳優としての彼の方が印象が強く、やはり「地球に落ちてきた男」のボウイはものすごく印象的でした。「ハンガー」や「戦メリ」なども記憶に深く残っていて、まさに英国美形の先駆け的な人でした。ご冥福をお祈りします。
そしてゴールデングローブ賞ですが、意外といえば意外だし、GGらしいといえばそうとも言える結果でしたね。批評家賞では「マッドマックス」が大健闘しているけれど、監督賞くらいジョージ・ミラーかなと思いきや、前年取り逃したイニャリトゥに作品賞ごと渡したところがまずGGらしく、演技賞もレオ、マット(デーモン)、ジェニファー(ローレンス)、ケート(ウィンスレット)といった人気者にもっていくところもGGらしい(レオとケートは「タイタニック」の時を思わせました)。そして助演男優賞を39年ぶりノミネートのスタローンにあげるところがさすが。どちらかというと人気賞に近いGGならではのお祭りでした。そういえばTV部門ではレディー・ガガが獲っていたけれど、どんな演技なのか「アメホラ」最新シーズンが早く見たくなりました。アカデミー賞前哨戦といわれながら、実はそこまでは結果合致しないGGですが、レオ、スタローン、ブリー・ラースンあたりは弾みをつけましたね。(受賞一覧はオンラインのニュースをご覧ください)14日のオスカー・ノミネーションが楽しみです。
posted by 編集長 at 18:30| 日記

2016年01月06日

あけましておめでとうございます

昨日から会社は始まったのですが、早々に忙しくて、やっと一息つけたかな……ということで遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
今年は暖かい正月で、ちょっと気が緩んだせいかずっとのど&鼻風邪をひきっぱなしでここまでひきずってしまいました。それにしても休みの7日間毎日が何か動きっぱなしで忙しかった気が……
とりあえず年末最後に見たのは「ストレイト・アウタ・コンプトン」。渋谷の劇場に見に行ったら、若い人ばっかりで、おじさんは私一人。というか、なぜおまえがここにいる?という目で見られていたでしょう。私もなぜこれを15年の見納めにしたのか、魔が差したとしかいえません。でも見ておいて損はありませんでした。80年代の終わりというか90年代の初めというか、アイス・キューブとかドクター・ドレとか、耳慣れないアーチストが出てきたとき、この人たちはなんだろう?とずっと疑問に思っていたのが、すっきり解けたのです。彼らが「N.W.A.」というヒップホップグループ?で登場したのだと知って「なるほど」と納得できました(遅すぎるだろ!)。これがのちのスヌープ・ドッグやエミネムやらにつながっていくのを映画の中で見て、ひとりで合点がいったとうなずいている様は間抜けです。こうした音楽に無知な私は、この時代のアメリカ音楽シーンがまるごと勉強できてとてもためになりました。 
さて年が明けて最初に見たのは打って変わって、アイスランドの小品「ひつじ村の兄弟」でした。これも帰省した時、たまたま映画館でかかっていたので見ただけなんですが、予想より面白かった! もっとほのぼのしたコメディーかと思いきや、意外にリアルだったり、ひげおじいさん?兄弟の描写が妙にかわいらしかったりで、あっというまの1時間半。もうすこし先の話まで見たかった気もするけれど、そうするとメルヘンになるか悲惨になるかなので、これでよかったのかも。
今年も映画にいろいろ教えられることになりそうです。
posted by 編集長 at 19:24| 日記

2015年12月29日

今年最後の

激動の2015年、今年最後の出社(予定)しております。いまごろ年賀状書いているので、関係者の方、到着が遅くなりましたらお許しください。
さて最後なので、今年のマイベスト10を記しておきます。
1.雪の轍、2.ナイトクローラー、3.マッドマックス怒りのデス・ロード、4.セッション、5.バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)、6.イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密、7.
アクトレス 女たちの舞台、8.わたしに会うまでの1600キロ、9.パレードへようこそ、10.クリード/チャンプを継ぐ男
正式に公開されなかったけれど、もし公開されていれば「ヒックとドラゴン2」も上位に入れたでしょう。ほかにも「はじまりのうた」「黄金のアデーレ 名画の帰還」「シンデレラ」「アリスのままで」「ジョン・ウッィク」「悪党に粛清を」「おもおくりの作法」なども良かったです。もちろん「スペクター」「フォースの覚醒」も楽しめましたよ。見逃して残念だったのは「パプーシャの黒い瞳」「グッド・ライ いちばんやさしい嘘」「禁じられた歌声」「神々のたそがれ」など。追いかけてどこかで見られればいいのですが。
では皆様良いお年をお迎えください。来年もたくさんの良い映画に出会えますよう。





posted by 編集長 at 15:54| 日記

2015年12月28日

まもなく納会

大波乱の年となった近代映画社にも年末がやってきました。我々はいつもと変わりなく編集作業のみに追われる年の瀬をすごし、あっというまに納会の日を迎えました。とりあえず、あと数時間で今年の業務は終わりです。すでに3月号の80パーセント以上は終わりましたが、年明け早々から残りを粛々と続けることになります。
何が何だかわからないうちに過ぎ去った年末、土曜の仕事帰りにレイトショーで「クリード チャンプを継ぐ男」を見てきました。はっきり言って疲れ切っていたので、寝てしまうかも……と危惧されましたが、逆に元気をもらえた気がします。実は熱烈なファンほど「ロッキー」シリーズに思い入れはないんですが、この映画を見ているうちに1作目を見た時のことなどが懐かしく思い返され、気が付けばロッキーが昔から知っているご近所の英雄のような気分に。
このスタローン、1作目の時にアカデミー賞主演男優賞、脚本賞にノミネートされながら受賞できず、その後オスカーとは無縁のお方に。それが今回意外と助演男優賞獲れるんじゃない? というところまで来ているようです。その噂を聞いてあわてて見に行ったんですが。たしかにいい感じなんですよ。1作目のミッキー役バージェス・メレディスがこのスタローンを見たら感激するだろうなあ……
「スター・ウォーズ」もオリジナルメンバーが全員そろって30年後を演じていて感慨深かったけど、そっちを見終ったら、お正月は「クリード」もぜひ見てください。
posted by 編集長 at 17:00| 日記

2015年12月18日

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

やっと見ることができた「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。本日全世界一斉解禁で、ご覧になった方も多いでしょう。私も六本木のとっても良いシートで鑑賞できました。が、まだ見ていないという人も多数のはずなので、まだここでネタばらしはしません。
でも気になったのは予告編にあったはずのシーン、なかったところありませんでした? 予告で言っていたはずのセリフ、なかったのがある気がしません? 私の見間違いかなあ。お約束の「嫌な予感がする」はあったけれど。
それと今日の朝のTVで、一作目から全作を上映している聖地として日劇を紹介。そこから生中継している局があったけど、エピソード6「ジェダイの復讐」の時=1983年、確か旧日劇を取り壊して、マリオン建設中だったから、東京のメイン館は有楽座でしたよね? 日劇で上映できるはずないんじゃ? それに10年前のエピソード3公開の時、聖地は新宿プラザといってましたよね? 今はなくなっちゃったけど。
まあ細かいことはいいとして、ともかく早く見ることをおすすめします。ネタバレしないうちに。早く言いたいことばかりです。お正月にもう一回行こうかな。
posted by 編集長 at 21:24| 日記