2014年08月25日

リチャード・アテンボロー死去

英国の監督としても俳優としても有名なリチャード・アテンボローが90歳で死去したようです。監督としてはもちろんアカデミー賞を獲った「ガンジー」が有名ですが、「遠すぎた橋」とか「マジック」とか70年代の作品も好きだったなあと思い返しながら、この間ローレン・バコールが亡くなった時あたりから、そろそろ彼も?って不謹慎ながら感じていたんですよね。
というのも、昨年の春ごろ、SCREENのミニニュースにも載せたんですが、アテンボローとやはり女優の夫人シーラが、家を売却して介護施設に入ったという話があったから。08年に脳梗塞も起こして以来、コミュニケーションをとることも難しくなっていて、夫人も病気がちのためそういう決断になったと息子さんが話していたとか。歳も90近いし、おそらく最終段階に入ったのかな?と。
監督として先述のもの以外にも「戦争と冒険」とか「素晴らしき戦争」とか「コーラスライン」など佳作の多い人でしたが、たまたま昨晩(というか今朝早く)「あの日の指輪を待つきみへ」(これが監督遺作?)をCSで放映していたので、ちらちらと見ながら、そういえばアテンボローどうしてるかな…なんて考えていたことを今思い出しました。
俳優としては今なら「ジュラシック・パーク」や「34丁目の奇跡」などで知られていますが、日本ではビデオ公開のみで終わった「10番街の殺人」の殺人鬼役なども印象深く、副機長役の「飛べ!フェニックス」とか、ロンドンに来たジョン・ウェインのヤンキー刑事を相手にしたスコットランドヤードの「ブラニガン」なんかも好きでした。そういえば98年に高松宮記念世界文化賞を受賞した時、会見の後、一人でポーズをとってもらってカメラ撮影させてもらったことなんかも今になって思い出したり……
監督作に出演作に、いろいろ楽しませてくれた方でした。ご冥福をお祈りします。
posted by 編集長 at 12:11| 日記

2014年08月12日

ロビン・ウィリアムズの衝撃

コメディアンって時に最期は悲劇的だったりする人がいますが、まさかロビン・ウィリアムズもそうなってしまうとは、ショックでした。
確かに一時期あれだけヒット作を誇っていた人が2000年代の半ばくらいから、徐々に出演作が減っている(「ナイトミュージアム」のような助演クラスはありましたけど)印象はありました。おそらく主演するには難しい何かがあったのだろうという噂は知っていましたが、最近依存症や鬱に悩んでいたということで、やはりそういうことだったのかと。昨年見た「グリフィン家のウェディングノート」なんかでも以前だったらこうした脇役でももっとはじけていたはずなのに、おとなしいまま終わってしまい、不完全燃焼のような演技だったし、おそらくリハビリを兼ねたような友情出演だったのかもと思えました。
たまたま仕事用に先日「いまを生きる」を再見したばかりで、数日前にはCSで「レナードの朝」もやっていたし、そういえばロビンはどうしているかなと考えたところだったので、今朝のニュースはびっくりでした。インタビューしたことはないんですが、何度か記者会見に出席して、あのマシンガントークショーを生で見せてもらい、本当にパワフルな人だなあと感心したもんですが、躁と鬱って同程度のパワーがあるとしたら、彼の鬱のパワーも相当だったのかもしれません。
それでも多くの仲間に愛された人だから、TVで主演シリーズ(「クレイジーワン ぶっ飛び広告代理店」)ができたり、復帰の芽はいろいろおぜん立てされていたところなのに。ただ鬱になると周囲が「がんばれ」と言ってはいけないし、本人もそれに応えようと負担になることもあるので要注意なんですよね。
おそらく発作的なことだったのでしょうが、彼の最盛期を知っているファンには信じられない出来事かと思います。ご冥福をお祈りします。
posted by 編集長 at 17:07| 日記

2014年08月11日

ダニー・エルフマン・コンサート

東京・国際フォーラムで8月9日、10日にわたって行なわれた『ティム・バートン&ダニー・エルフマン 映画音楽コンサート』。私は初日の方に行ってきました。ご招待席でしたが一階席の結構前の列。端っこで見せてもらうくらいのつもりでしたが、ラッキーでした。
指揮者ジョン・マウチェリと東京フィルハーモニー交響楽団による演奏で、おなじみのティム・バートン監督作の映像や監督自身のスケッチを上映しながらエルフマンの楽曲を生で聴くという贅沢な構成。「チャーリーとチョコレート工場」から「ビートルジュース」「スリーピー・ホロウ」「ビッグフィッシュ」「バットマン〜バットマン リターンズ」「シザーハンズ」「アリス・イン・ワンダーランド」などなどが次々映像と共に演奏され、当たり前ですが、あれもこれもエルフマンの曲だったんだと改めてその独特の才能に感心。それにしてもバートンの世界とのマッチングが素晴らしい。
圧巻はなんといっても「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」で、エルフマン自身が登場し、ジャック・スケリントンの歌をライブで熱唱するクライマックス。満場の観客も大興奮で、歌い終えたエルフマンもその大拍手に満面の笑顔で応えていました。
コスプレ?してきている熱心なファンもチラホラ見受けられましたが、バートン=エルフマンの世界を愛している人たちの熱気が伝わるようなコンサートでした。
posted by 編集長 at 11:43| 日記

2014年08月04日

今度は有楽座ですと

昨日、丸の内ルーブルのことを書いたばかりですが、今度は同じ有楽町でもその名に歴史のある「有楽座」が閉館決定ですと。先月末に発表されていたようですが、忙しさにかまけて知らずにいました。
といっても我々の世代からすれば有楽座といえば、84年に閉館した宝塚劇場向かいのあの大劇場を想起するのであって、現・有楽座といえば、かつてのニュー東宝シネマ1を意味するものです。なので今回のニュースは私にとってはシネマ1が無くなるということと同義。
現・有楽座は、正確に言うとTOHOシネマズ有楽座なので、TOHOシネマズが決めたことと思いきや、本当は劇場の入っているニュートーキョー本店が閉鎖するためということ。09年に館内を新装してきれいになったばかりなのに。いま隣の数寄屋橋、元・阪急モザイク跡というか、旧・東芝ビルも新装開店のため巨大なさら地になっているので、マリオンの向かいが寂しい感じになりそう。オリンピック前に有楽町近辺もガラッと変わるんですね。
来年2月27日の閉館だそうです。なんにせよこれで有楽座という名の劇場は東京から消えることになりそうです。
posted by 編集長 at 15:56| 日記

2014年08月03日

丸の内ルーブル最終日

日曜出社する前に、本日で27年の歴史に幕を閉じる丸の内ルーブルで映画を見てきました。
閉館記念の特別プログラムで、過去にここで上映されたワーナー映画の35ミリのフィルムが残っている旧作を500円均一料金でやっていたのですが(しかも入場時に特製クリアファイルをもらえました)、今日の一回目は「インタビュー・ウィズ・バンパイア」でした。これももう20年前の映画なんですね。
久々に見ましたが、忘れていたところも多く、再見でも結構面白く見ることができました。しかもブラッド・ピットもトム・クルーズも30歳過ぎたばかりのころだから若いのなんの。アントニオ・バンデラスも若いし、キルステン・ダンストが子供!(あたりまえだけど)映画の最後でリヴァー・フェニックスに捧ぐという文字が出て、彼が出るはずだったことを思い出したりも。
それはそうと、劇場に入るとスクリーンには「本日まで27年間ありがとうございました」という画像が映し出されていて、思わずスマホで撮っちゃいました。そしてルーブルのシンボルである頭上の大シャンデリアも。オープンしたころはこの巨大なシャンデリアが上映開始ごとに色を変えながら上の方に動いてしまわれていくのがバブリーな感じを醸しだす劇場だったことを思い出しました。最近は節電のためシャンデリアが動くことはやらなくなっていましたが、(今日は)色を変えながら灯りが消えていくだけでも当時の雰囲気が思い返されて良かったです。
有楽町マリオン開業時にオープンしたお隣の館の日劇や丸の内ピカデリーが84年開場で、それに3年遅れて87年に開場したんですが、最初の作品は「イーストウィックの魔女たち」だったことも懐かしい思い出。
次の最終上映作「ボディガード」も見たいなあと後ろ髪を引かれながら、劇場を後にしましたが、まだまだ施設として使える状態なので、なにかこうした上映環境を継続できるところが後釜として入ってくれるといいのですが。
ともかくスタッフの方々、長い間お疲れ様でした。
posted by 編集長 at 15:34| 日記

2014年07月24日

ようやくベネチア映画祭ラインナップ決定

しばらくブログ書けない間に、ジェームズ・ガーナーが亡くなったり(合掌)、いろいろありました。
さて、今年のベネチア映画祭ラインナップがようやく決まったようです。コンペ部門は日本から塚本晋也監督の「野火」もエントリーされています。コンペはほかに有名な監督に絞ってみると、ファティ・アキン、ロイ・アンダースン、グザヴィエ・ボーヴォワ、デーヴィッド・ゴードン・グリーン、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(彼の「バードマン」がオープニングになるらしい)、ブノワ・ジャコ、アンドレイ・コンチャロフスキー、アンドルー・ニコルといった面々。やはりカンヌとは一味違いますね。
非コンペ部門ではピーター・ボグダノヴィッチとかジョー・ダンテとかバリー・レヴィンスンとかちょっと懐かしい監督たちが招かれていますが、これも今回の特徴なんでしょうか。
しかし来場するスターは地味になりそう? アル・パチーノが2作あったりしますが、ほかにイーサン・ホークとかエドワード・ノートンとかは来るだろうと想像できるものの、ブラッド・ピットやらジョージ・クルーニーやら、ジョニー・デップやらといった大物は? 
発表されたばかりなので、また少し動きがあるかもしれません。秋口は日本公開作もさびしいし、何か大きな話題を提供してもらえるといいのですが。
posted by 編集長 at 22:00| 日記

2014年07月20日

マイケル・ベイって天才?

ようやくこの夏の超大作「トランスフォーマー/ロストエイジ」の試写を見ることができました。
前3作から主人公がマーク・ワールバーグ扮する親父さんとそのやたらセクシーな娘ニコラ・ペルツ、その恋人ジャック・レーナーの三人に変わったものの、ノリはこれまでと同じ。というかそれ以上かも。言っちゃうと
マイケル・ベイがすっごく興奮して撮っている感じが無尽蔵に出ていて、ストーリーとかつじつまとかそんな小さなことはもうどうでもいいくらい、トゥーマッチなトランスフォーマーたちの闘いに圧倒されるのみ!
一番気になるのは、これだけ人間側に裏切られてもなお人間を救おうとするオプティマスの心情ってどんだけ律儀なの? ってことですが、それすらもところどころ引っかかる程度で、映画はただひたすらにオートボットとディセプティコンの、人間の肉眼ではすべて捉えきれないようなめまぐるしい戦いが繰り返されるんです(まあそこに悪い人間の謀略なんかも混じっていますがね)。
しかも上映時間2時間45分って、「惑星ソラリス」とか「タワーリング・インフェルノ」とか「風林火山」とか「ムトゥ踊るマハラジャ」と同じくらい長い! 私の隣にいた人は1時間弱でもう腕時計を見まくりでしたが、そのあたりで普通の映画のクライマックス的な感じがしたのかも。
見ているうちにこれだけクライマックス感を連発できるマイケル・ベイってやっぱり天才なのかも?と思えてきました。前3作もそうだったんですが、もう人知の及ばぬ世界に行ってしまった人、というような演出が、下手すると退屈になってしまうところ、逆に陶酔感を覚えさせるあたり、ただのイケイケ監督ではないなと。だからクリストファー・ノーラン監督も彼に注目しているのかもしれません。
映画が終わった後、劇場(日本橋のTOHOシネマズだったんです)を出たところで『最高!』と興奮して宣伝部に語っている人もいましたが、トランスフォーマー・ファンなら間違いなく楽しめること請け合い。ただ3Dは思ったほど効果が出ていなかったけど、ドルビーATMOSが大迫力でした。
posted by 編集長 at 15:36| 日記

2014年07月13日

ついに新橋も…

昨日のニュースを見てびっくり。丸の内ルーブルや三軒茶屋に続き、名画座の老舗・新橋文化もついに8月いっぱいで閉館だそうです。たしかにいま新橋駅下のガードが一斉に耐震強化工事が始まっていましたから、あそこだけ除外というわけにもいかないでしょうね。工事が終わって新たにオープンということもなさそうだし、これで私の行きつけの名画座は壊滅です。あまりにショックで、いましがた上映中の「WALKABOUT美しき冒険旅行」を見に行ってきたんですが、このニュースのせいかお客さんも多かった。最近は以前のB級アクション路線をお休みして、かなり古めの名画をラインナップしていたので、お客さんも増えていたらしいのに(何かの番組時には満員札止めになったとかいう話も?)残念です。この路線変更もデジタル上映ができないことの裏返しだったのかもしれませんが。
ところで「美しき冒険旅行」、ニコラス・ローグの幻の最高傑作といわれた71年作ですが、おととい試写で見た「荒野の千鳥足」(テッド・コッチェフ監督の71年作で日本初公開の怪作)と時を同じくしてオーストラリアで作られたマニア映画。「美しき」が日本公開もされ、ファンが多いのに対し、「荒野の」は未公開のまま埋もれていた呪われた作品という触れ込みで、9月にレイトショー公開されることに。どちらもカンガルー狩りのシーンがあり、アボリジニ文化もしっかり登場。この時代は今では蛮行に見えるこういう狩りも普通に行われていたんだなあと変なところに関心が。また「大脱走」「007は二度死ぬ」「ハロウィン」などで有名なドナルド・プレズンス先生(先生と言ってしまうのは昔来日した時インタビューでお会いして、いろいろ教えていただいた先生という印象が強いから)の大怪演も見どころ。
話がだいぶそれましたが、二年前に浅草中映もなくなってしまったし、個人的には名画座ライフはもう終わったも同然という感じです。残ったギンレイ、目黒シネマ、早稲田松竹、文芸坐などには引き続き名画座という文化を伝え続けてほしいものですが。
posted by 編集長 at 16:36| 日記

2014年07月10日

例年のとおり

9月号が校了し、すぐに会議、そして今日から10月号の体制に。8月にお盆休みで印刷所が停止するため、前倒しで7月から8月にかけて製作の10月号の入稿・校了が急務となる、いつものやつです。
そんなときに健康診断の結果が届いて、要再検査=胃カメラを飲めという召集令状が突き付けられ、テンション下がりっぱなしです。でもそろそろ飲まなきゃいけないころかなと予感していたので、まあ半分納得してはいるんですが。
ということで、しばらくの間このブログを書けませんでしたが、ぼちぼち試写を見に行くと思うので、ご覧ください。書けないうちに見た「グレート・ビューティー 追憶のローマ」が素晴らしかったんですが、今年のアカデミー外国語映画賞受賞作とはいえ、監督のパオロ・ソレンティーノの前作「きっと、ここが帰る場所」は撮影は良かったものの、語り口がちょっと苦手かなと思っていたんで、いきなり大躍進!という感じ。彼の出世作「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」を未見だったので、ぜひ見たくなりました。
とにかく現代のローマが魅惑的。まさにこれは今どきの「甘い生活」といえそうな出来栄えで、このところ不振だったイタリア映画界の救世主現る? と感じました。ちょっと書くのが遅くなりましたが、公開は8月下旬からなので、ぜひ。
posted by 編集長 at 18:47| 日記

2014年06月26日

エル・ファニング

一度電話インタビューしたことはあったけれど、直に会うのは初となるエル・ファニングに(去る月曜に)インタビューしてきました。
電話の時もそうだったけれど、とにかく天真爛漫。どんな質問も笑顔で返すあたり、ハリウッドでずっと子役として活躍してきた人には思えないほど素直。身長こそすらりと高いけど(175センチくらい?)、笑顔はまさに無邪気なティーンという感じで、自分が表紙に載ったSCREENも嬉しそうに見つめていました(インタビュー中は中を見てはいけないと思ったのか、ページを開かなかったけど、前日ショッピング中に本誌を見かけてすごく嬉しかったと言っていました)。
アンジェリーナ・ジョリーのことは今も恐れ多くて気安く『アンジー』と呼び掛けられないのだとか。お姉さんのダコタとの仲良しぶりも披露してくれて、楽しいインタビューになりました。特写と共に次回9月号で掲載しますのでお楽しみに。
 さて話は変わりますが、またまた訃報で、「荒野の七人」「続・夕陽のガンマン」などで有名なバイプレーヤー、イーライ・ウォラックが24日、98歳で死去したというニュースをもうご覧になったことでしょう。最近も「ホリデイ」の元脚本家役とか「ウォール・ストリート」などに出ていたので、90過ぎなのにすごいなあと思っていましたが、残念です。最近CSばかり見ていて、「ドミノ・ターゲット」や「ザ・ディープ」「おしゃれ泥棒」「ハンター」といった作品で彼の顔をよく見かけていたので、どうしてるのかなと、気にしてはいたんですよね。こんなに長く現役を続ける有名俳優はもうほとんどいないはず。ご冥福をお祈りします。
posted by 編集長 at 21:05| 日記