2014年09月19日

スコットランド独立問題

もうそろそろスコットランドのイングランドからの独立選挙に結果が出そうです。接戦が予想されましたが、どうやら反対派がわずかに上回りそう。
この件では、もし独立派が勝てばいろいろな社会問題が浮上するとニュースで解説していましたが、私が懸念していたのは、もし独立派が勝ったら、英国男優総選挙の結果はどうしたらいいかという、まったく世間の話題にも上らない事案。ジェームズ・マカヴォイやジェラード・バトラーのようなスコットランド出身スターは、今後英国男優と呼んではいけないのでは? というような疑問が頭をよぎっていましたが、誰もそんな解説をしてくれる人はいませんから、まず選挙の成り行きを見ていたわけです。
とりあえず今回はそのままの状態に収まりそうですが、ショーン・コネリーのように以前から独立派を表明していたスターはともかく、マカヴォイやバトラーは今回の選挙をどう思っていたんでしょう。ちょっと気になります。
posted by 編集長 at 11:38| 日記

2014年09月07日

ベネチア国際映画祭終了

今年のベネチア国際映画祭はちょっと地味だったかも、という印象を残しつつ終了しました。失礼ながら審査員長もアレクサンドル・デスプラだし、来場したスターも地味目だったし……この時期、華やかなのはすっかりトロントに移ってしまった感じです。
そしてその結果ですが、金獅子賞はロイ・アンダーソンの『ア・ピジョン・サット・オン・ア・ブランチ・リフレクティング・オン・イグジステンス』という長いタイトルのスウェーデン作品に。これは割に予想されていた通り。アンダーソン(アンデルソン?)といえばカンヌで審査員賞を受賞した「散歩する惑星」が有名ですが、すごい寡作家。75年から25年間長編を一本も発表していなかったので、71歳だけどまだ4〜5本しか長編映画はないはず。ゆったりペースの「散歩…」とか「愛おしき隣人」を見るとわかるけど、とにかく独特のセンスの持ち主であることは一目瞭然。日本でも見られるといいですが。
また男優賞を「スター・ウォーズ エピソード7」に抜擢された注目のアダム・ドライヴァーが受賞しました。「SW」公開より一足先に有名になった感じですが、このところ「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」や「フランシス・ハ」などの佳作に連続出演しているので、もし「SW」がなかったとしてもいずれインディーズ界では名を成す人になっていたのでしょう。また審査員大賞を「アクト・オブ・キリング」のその後?を描いた「ルック・オブ・サイレンス」が受賞したのも印象深いです。
主な受賞結果は以下の通り
金獅子賞「ア・ピジョン・サット・オン・ア・ブランチ・リフレクティング・オン・イグジステンス」
銀獅子賞(監督賞)アンドレイ・コンチャロフスキー(「郵便配達人の白夜」)
審査員大賞「ルック・オブ・サイレンス」
審査員特別賞「シヴァス」
男優賞 アダム・ドライヴァー(「ハングリー・ハーツ」)
女優賞 アルヴァ・ロルヴァケル(「ハングリー・ハーツ」)
脚本賞「テイルズ」
posted by 編集長 at 13:18| 日記

2014年09月01日

新橋文化ラストデイ

昨日で閉館となったJRガード下の名画座、新橋文化劇場のラストショーに駆け込みました。
そこには私がこの劇場であまりみたことのない風景が。……超満員…… 劇場の外にまで最終回を見に来た観客があふれていて、こんなに新橋文化好きな人っていたんだと唖然となりました。いつも最終回は割に空いていたので、まあなんとか座れるだろうくらいのつもりで出かけた私が甘かった。もともと座席数も少ないけど、とにかく通路までぎっしりの状態で二時間立ち見で「タクシードライバー」鑑賞。この間吉祥寺バウスは「ラストワルツ」だったけど、こっちは同じスコセッシでも「タクシードライバー」が幕締めには似合うなあ。隣の成人映画館ロマンの方は二、三週間前に行っておいたので覗きませんでしたが、やはり超満員だった様子。
まだ都内に名画座はいくつか残っていますが、こういう素朴な雰囲気の、決しておしゃれでも環境が良いともいえない(関係者の方ごめんなさい。褒め言葉です)名画座が無くなることは、やはりひとつの歴史が途絶えるということです。何かそれらしいことわりを付けた特集とかでもなく、B級アクションやホラー(時には傑作も)を平然と回し続けるだけの映画館はもう都内にはないでしょう。そうした小品映画をロードショーで見逃したら、あとはDVDやブルーレイで見ることはできても、劇場のスクリーンで見るという贅沢は出来なくなっていくのです。
高架下の耐久補強工事によるための閉館でしたが、二年前に無くなった浅草中映・名画座・新劇の跡地も今年の末にできるはずだった新しい建物は建築ストップのまま、この後どうなるのかわからない状態。何のために無くしたのかわからなくなるようなことにだけはしないでほしいですね。新橋のスタッフの方々は長い間お疲れ様でした。
posted by 編集長 at 11:44| 日記

2014年08月25日

リチャード・アテンボロー死去

英国の監督としても俳優としても有名なリチャード・アテンボローが90歳で死去したようです。監督としてはもちろんアカデミー賞を獲った「ガンジー」が有名ですが、「遠すぎた橋」とか「マジック」とか70年代の作品も好きだったなあと思い返しながら、この間ローレン・バコールが亡くなった時あたりから、そろそろ彼も?って不謹慎ながら感じていたんですよね。
というのも、昨年の春ごろ、SCREENのミニニュースにも載せたんですが、アテンボローとやはり女優の夫人シーラが、家を売却して介護施設に入ったという話があったから。08年に脳梗塞も起こして以来、コミュニケーションをとることも難しくなっていて、夫人も病気がちのためそういう決断になったと息子さんが話していたとか。歳も90近いし、おそらく最終段階に入ったのかな?と。
監督として先述のもの以外にも「戦争と冒険」とか「素晴らしき戦争」とか「コーラスライン」など佳作の多い人でしたが、たまたま昨晩(というか今朝早く)「あの日の指輪を待つきみへ」(これが監督遺作?)をCSで放映していたので、ちらちらと見ながら、そういえばアテンボローどうしてるかな…なんて考えていたことを今思い出しました。
俳優としては今なら「ジュラシック・パーク」や「34丁目の奇跡」などで知られていますが、日本ではビデオ公開のみで終わった「10番街の殺人」の殺人鬼役なども印象深く、副機長役の「飛べ!フェニックス」とか、ロンドンに来たジョン・ウェインのヤンキー刑事を相手にしたスコットランドヤードの「ブラニガン」なんかも好きでした。そういえば98年に高松宮記念世界文化賞を受賞した時、会見の後、一人でポーズをとってもらってカメラ撮影させてもらったことなんかも今になって思い出したり……
監督作に出演作に、いろいろ楽しませてくれた方でした。ご冥福をお祈りします。
posted by 編集長 at 12:11| 日記

2014年08月12日

ロビン・ウィリアムズの衝撃

コメディアンって時に最期は悲劇的だったりする人がいますが、まさかロビン・ウィリアムズもそうなってしまうとは、ショックでした。
確かに一時期あれだけヒット作を誇っていた人が2000年代の半ばくらいから、徐々に出演作が減っている(「ナイトミュージアム」のような助演クラスはありましたけど)印象はありました。おそらく主演するには難しい何かがあったのだろうという噂は知っていましたが、最近依存症や鬱に悩んでいたということで、やはりそういうことだったのかと。昨年見た「グリフィン家のウェディングノート」なんかでも以前だったらこうした脇役でももっとはじけていたはずなのに、おとなしいまま終わってしまい、不完全燃焼のような演技だったし、おそらくリハビリを兼ねたような友情出演だったのかもと思えました。
たまたま仕事用に先日「いまを生きる」を再見したばかりで、数日前にはCSで「レナードの朝」もやっていたし、そういえばロビンはどうしているかなと考えたところだったので、今朝のニュースはびっくりでした。インタビューしたことはないんですが、何度か記者会見に出席して、あのマシンガントークショーを生で見せてもらい、本当にパワフルな人だなあと感心したもんですが、躁と鬱って同程度のパワーがあるとしたら、彼の鬱のパワーも相当だったのかもしれません。
それでも多くの仲間に愛された人だから、TVで主演シリーズ(「クレイジーワン ぶっ飛び広告代理店」)ができたり、復帰の芽はいろいろおぜん立てされていたところなのに。ただ鬱になると周囲が「がんばれ」と言ってはいけないし、本人もそれに応えようと負担になることもあるので要注意なんですよね。
おそらく発作的なことだったのでしょうが、彼の最盛期を知っているファンには信じられない出来事かと思います。ご冥福をお祈りします。
posted by 編集長 at 17:07| 日記

2014年08月11日

ダニー・エルフマン・コンサート

東京・国際フォーラムで8月9日、10日にわたって行なわれた『ティム・バートン&ダニー・エルフマン 映画音楽コンサート』。私は初日の方に行ってきました。ご招待席でしたが一階席の結構前の列。端っこで見せてもらうくらいのつもりでしたが、ラッキーでした。
指揮者ジョン・マウチェリと東京フィルハーモニー交響楽団による演奏で、おなじみのティム・バートン監督作の映像や監督自身のスケッチを上映しながらエルフマンの楽曲を生で聴くという贅沢な構成。「チャーリーとチョコレート工場」から「ビートルジュース」「スリーピー・ホロウ」「ビッグフィッシュ」「バットマン〜バットマン リターンズ」「シザーハンズ」「アリス・イン・ワンダーランド」などなどが次々映像と共に演奏され、当たり前ですが、あれもこれもエルフマンの曲だったんだと改めてその独特の才能に感心。それにしてもバートンの世界とのマッチングが素晴らしい。
圧巻はなんといっても「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」で、エルフマン自身が登場し、ジャック・スケリントンの歌をライブで熱唱するクライマックス。満場の観客も大興奮で、歌い終えたエルフマンもその大拍手に満面の笑顔で応えていました。
コスプレ?してきている熱心なファンもチラホラ見受けられましたが、バートン=エルフマンの世界を愛している人たちの熱気が伝わるようなコンサートでした。
posted by 編集長 at 11:43| 日記

2014年08月04日

今度は有楽座ですと

昨日、丸の内ルーブルのことを書いたばかりですが、今度は同じ有楽町でもその名に歴史のある「有楽座」が閉館決定ですと。先月末に発表されていたようですが、忙しさにかまけて知らずにいました。
といっても我々の世代からすれば有楽座といえば、84年に閉館した宝塚劇場向かいのあの大劇場を想起するのであって、現・有楽座といえば、かつてのニュー東宝シネマ1を意味するものです。なので今回のニュースは私にとってはシネマ1が無くなるということと同義。
現・有楽座は、正確に言うとTOHOシネマズ有楽座なので、TOHOシネマズが決めたことと思いきや、本当は劇場の入っているニュートーキョー本店が閉鎖するためということ。09年に館内を新装してきれいになったばかりなのに。いま隣の数寄屋橋、元・阪急モザイク跡というか、旧・東芝ビルも新装開店のため巨大なさら地になっているので、マリオンの向かいが寂しい感じになりそう。オリンピック前に有楽町近辺もガラッと変わるんですね。
来年2月27日の閉館だそうです。なんにせよこれで有楽座という名の劇場は東京から消えることになりそうです。
posted by 編集長 at 15:56| 日記

2014年08月03日

丸の内ルーブル最終日

日曜出社する前に、本日で27年の歴史に幕を閉じる丸の内ルーブルで映画を見てきました。
閉館記念の特別プログラムで、過去にここで上映されたワーナー映画の35ミリのフィルムが残っている旧作を500円均一料金でやっていたのですが(しかも入場時に特製クリアファイルをもらえました)、今日の一回目は「インタビュー・ウィズ・バンパイア」でした。これももう20年前の映画なんですね。
久々に見ましたが、忘れていたところも多く、再見でも結構面白く見ることができました。しかもブラッド・ピットもトム・クルーズも30歳過ぎたばかりのころだから若いのなんの。アントニオ・バンデラスも若いし、キルステン・ダンストが子供!(あたりまえだけど)映画の最後でリヴァー・フェニックスに捧ぐという文字が出て、彼が出るはずだったことを思い出したりも。
それはそうと、劇場に入るとスクリーンには「本日まで27年間ありがとうございました」という画像が映し出されていて、思わずスマホで撮っちゃいました。そしてルーブルのシンボルである頭上の大シャンデリアも。オープンしたころはこの巨大なシャンデリアが上映開始ごとに色を変えながら上の方に動いてしまわれていくのがバブリーな感じを醸しだす劇場だったことを思い出しました。最近は節電のためシャンデリアが動くことはやらなくなっていましたが、(今日は)色を変えながら灯りが消えていくだけでも当時の雰囲気が思い返されて良かったです。
有楽町マリオン開業時にオープンしたお隣の館の日劇や丸の内ピカデリーが84年開場で、それに3年遅れて87年に開場したんですが、最初の作品は「イーストウィックの魔女たち」だったことも懐かしい思い出。
次の最終上映作「ボディガード」も見たいなあと後ろ髪を引かれながら、劇場を後にしましたが、まだまだ施設として使える状態なので、なにかこうした上映環境を継続できるところが後釜として入ってくれるといいのですが。
ともかくスタッフの方々、長い間お疲れ様でした。
posted by 編集長 at 15:34| 日記

2014年07月24日

ようやくベネチア映画祭ラインナップ決定

しばらくブログ書けない間に、ジェームズ・ガーナーが亡くなったり(合掌)、いろいろありました。
さて、今年のベネチア映画祭ラインナップがようやく決まったようです。コンペ部門は日本から塚本晋也監督の「野火」もエントリーされています。コンペはほかに有名な監督に絞ってみると、ファティ・アキン、ロイ・アンダースン、グザヴィエ・ボーヴォワ、デーヴィッド・ゴードン・グリーン、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(彼の「バードマン」がオープニングになるらしい)、ブノワ・ジャコ、アンドレイ・コンチャロフスキー、アンドルー・ニコルといった面々。やはりカンヌとは一味違いますね。
非コンペ部門ではピーター・ボグダノヴィッチとかジョー・ダンテとかバリー・レヴィンスンとかちょっと懐かしい監督たちが招かれていますが、これも今回の特徴なんでしょうか。
しかし来場するスターは地味になりそう? アル・パチーノが2作あったりしますが、ほかにイーサン・ホークとかエドワード・ノートンとかは来るだろうと想像できるものの、ブラッド・ピットやらジョージ・クルーニーやら、ジョニー・デップやらといった大物は? 
発表されたばかりなので、また少し動きがあるかもしれません。秋口は日本公開作もさびしいし、何か大きな話題を提供してもらえるといいのですが。
posted by 編集長 at 22:00| 日記

2014年07月20日

マイケル・ベイって天才?

ようやくこの夏の超大作「トランスフォーマー/ロストエイジ」の試写を見ることができました。
前3作から主人公がマーク・ワールバーグ扮する親父さんとそのやたらセクシーな娘ニコラ・ペルツ、その恋人ジャック・レーナーの三人に変わったものの、ノリはこれまでと同じ。というかそれ以上かも。言っちゃうと
マイケル・ベイがすっごく興奮して撮っている感じが無尽蔵に出ていて、ストーリーとかつじつまとかそんな小さなことはもうどうでもいいくらい、トゥーマッチなトランスフォーマーたちの闘いに圧倒されるのみ!
一番気になるのは、これだけ人間側に裏切られてもなお人間を救おうとするオプティマスの心情ってどんだけ律儀なの? ってことですが、それすらもところどころ引っかかる程度で、映画はただひたすらにオートボットとディセプティコンの、人間の肉眼ではすべて捉えきれないようなめまぐるしい戦いが繰り返されるんです(まあそこに悪い人間の謀略なんかも混じっていますがね)。
しかも上映時間2時間45分って、「惑星ソラリス」とか「タワーリング・インフェルノ」とか「風林火山」とか「ムトゥ踊るマハラジャ」と同じくらい長い! 私の隣にいた人は1時間弱でもう腕時計を見まくりでしたが、そのあたりで普通の映画のクライマックス的な感じがしたのかも。
見ているうちにこれだけクライマックス感を連発できるマイケル・ベイってやっぱり天才なのかも?と思えてきました。前3作もそうだったんですが、もう人知の及ばぬ世界に行ってしまった人、というような演出が、下手すると退屈になってしまうところ、逆に陶酔感を覚えさせるあたり、ただのイケイケ監督ではないなと。だからクリストファー・ノーラン監督も彼に注目しているのかもしれません。
映画が終わった後、劇場(日本橋のTOHOシネマズだったんです)を出たところで『最高!』と興奮して宣伝部に語っている人もいましたが、トランスフォーマー・ファンなら間違いなく楽しめること請け合い。ただ3Dは思ったほど効果が出ていなかったけど、ドルビーATMOSが大迫力でした。
posted by 編集長 at 15:36| 日記