2015年04月18日

今年のカンヌは

5月13日(現地時間)から始まるカンヌ国際映画祭コンペ部門の顔ぶれがようやく判明しました。
やはり常連が多く、パオロ・ソレンティーノやナンニ・モレッティ、ジャック・オディアール、マッテオ・ガローネ、トッド・ヘーンズ、ホウ・シャオシェン、ガス・ヴァン・サント、ドニ・ヴィルヌーヴらの新作が揃いました。日本からも是枝裕和監督の「海街diary」がノミネート。今度こそパルムドールなるかと期待がかかるところです。またある視点部門では、黒沢清監督(「岸辺の旅」)が候補におり、今年のカンヌは日本のマスコミも注目するでしょう。もしかするとまだ追加発表もあるかもです。
他に招待作としてウッディー・アレンの『イレーショナルマン』や『マッドマックス怒りのデスロード』、ピクサーの『インサイドヘッド』などが賑わせてくれそう。特別上映作品にはナタリー・ポートマンの初長編監督作『愛と暗闇の物語』がエントリーされているのでこれも気になるところ。
今年はどんなドラマが待っているか楽しみにしていましょう。
posted by 編集長 at 18:54| 日記

2015年04月14日

スケールアップするシリーズもの

今週になってようやく試写に行けるように(でも今月はゴールデンウィーク前の鬼進行の月なので、今週くらいしか試写に行く余裕はありません)。
昨日はなかなか試写が始まらなかった「ワイルド・スピードSKY MISSION」の最終試写に滑り込み、今日はファイナルの前編となる「ハンガー・ゲームFINALレジスタンス」を見てきました。
主演のポール・ウォーカーが撮影終了前に急死したことで話題を呼んだ「ワイルド…」は、もう「エクスペンダブルズ」か「アベンジャーズ」かというくらいスケールがでかくなっていて、すごく面白いけれど突っ込みどころも満載という驚愕エンターテーンメントになっていました。ポール追悼ということもあり、旧作の名場面もところどころに出てくるんですが、最初のころは純粋にストリートレース映画だったよなあとか、懐かしくなったりも。それと詳しくは言えないけど、エピローグ的なラストは結構号泣している人もいると宣伝担当者が教えてくれました。たしかにヴィン・ディーゼルのポールへの厚い友情を感じさせるラストでしたので、ぜひ劇場でご覧ください。
また「ハンガー…」は今回は「ゲーム」なし。ほとんど「ハンガー・ウォー(戦争)」といった内容です。全米では年間1位の興行収入となった前作のヒットを受け、独裁国家パネムとカットニスら反乱軍の“戦争”の規模も大がかりに。クライマックスは後編の「……レボリューション」に大量投入されるのでしょうが、この橋渡し役となる前編を支えるのはやはりジェニファー・ローレンスの演技力。脇にジュリアン・ムーア、フィリップ・シーモア・ホフマンといったオスカー級ベテランを従え?若いのに貫録の熱演でした。
どちらもシリーズを追うごとにスケールアップしてきたシリーズとあって、おそらく見納め?となる「ワイルド」もファイナルを迎えつつある「ハンガー」も、その進化を見続けてきた者には充実の一作となっています。
posted by 編集長 at 18:44| 日記

2015年04月02日

午後のロードショー20周年

毎週月〜木の13時25分からオンエアされているテレビ東京の『午後のロードショー』。民放ではもう定期的に洋画を放映してくれる枠がないので、コアなファンを中心に大変重宝されている番組ですが、このたびめでたく20周年を迎えたそうです。これを記念して今後、金曜日にも『午後のロードショー:金曜版』を放映することになったとか。継続は力ですね。
若い人にこの話をしてもあまり関心を示してくれないんですが、昔は淀川さんの日曜洋画劇場から、荻さんの月曜ロードショー、水野さんの水曜ロードショー、高島さんのゴールデン洋画劇場などなど、毎日洋画がゴールデン枠で放映されていたのが当たり前だったんですよ。いま映画はBSやCSで見る時代になったので、民放でこうした番組が生き残っているのは大したもんです。
ちなみに歴代視聴率のベストも発表されていて、1位は「ゴールデン・チャイルド」なんだそう(ただしなぜか視聴率は未発表)。続いて「刑事エデン 追跡者」「大追跡サバイバル・ロード」「スーパー・マグナム」「エグゼクティブ・デシジョン」「マスク」「ミスト」「ロック・アップ」「荒野の七人」……と続くようですが、アクション中心でいいですね。こういう顔ぶれを見るとホッとします。
4月、5月はお祭りで特別ラインナップ編成。4月には「リーサル・ウェポン」シリーズ一挙放送、巨大生物特集などを企画、5月にはエアパニックもの(「大空港」「エアポート77」など)、「アナコンダ」シリーズ一挙放送、シャロン・ストーン特集などを予定されています。
昔は私もテレビ東京(かつての東京12チャンネル)の午後4時くらいからやっていた映画番組を学校から帰って毎日のように見ていた覚えがあるクチなので、ますます頑張っていただきたいです。
posted by 編集長 at 21:53| 日記

2015年03月27日

テリー・ギリアム監督

5月16日から公開される新作「ゼロの未来」のキャンペーンでテリー・ギリアム監督が来日。先ほどインタビューに行ってきました。
このインタビューの前にイベントで爆笑問題の二人ととんでもなく盛り上がってしまったギリアム監督は、笑顔ながら、息も切れ切れの様子。だってもう御年74歳。それなのにノリがよくって、ついつい爆問のペースに便乗し、舞台から飛び降りるわなんだわの大パフォーマンスを見せて、『もう充電切れ寸前』と笑っていました。『この後はもうほとんど仕事がないので、気が楽』ということでしたが、ちょっと心配。
でもインタビューにはきちんと?答えてくれました。「未来世紀ブラジル」を少なからず思い出させる内容の「ゼロの未来」ですが、作品の深いところを語るより、その他の裏話の方が面白く、“ギリアムの呪い”と呼ばれる(本人が言った)、この映画の2大トラブル(製作者が死んだ/スタジオのお偉いさんが逮捕された)などびっくりしました。ほかにも大成功だったモンティ・パイソン再結成ステージの話なども教えてくれたり、なんでも答えてくれるハッピーな人なんです。
インタビューはホテルの部屋じゃ味気ないという本人の希望で喫茶店で行なったのですが、夕方になってきたので撮影は外では無理ということで、明日オープンのYEBISU GARDEN CINEMAのロビーでやらせてもらうことに。1日早くきれいになった新劇場の内部を鑑賞することもできました。
お疲れのところ最後まで協力的だったギリアム監督、どうもありがとうございました。(インタビューは6月号掲載予定です)
posted by 編集長 at 18:47| 日記

2015年03月24日

日劇、シャンテ閉館へ

ちょっとびっくりなニュースが届きました。有楽町・日比谷地区の顔といえる日劇が閉館するというのは、歴史的ニュースじゃないでしょうか。
TOHOシネマズの発表によると、東京・日比谷に都心最大級のシネコン、TOHOシネマズ日比谷(仮称)を2018年に開業するにあたり、TOHOシネマズ日劇とシャンテを閉館するということです。新劇場は11スクリーンとスカラ座、みゆき座を一体化した計13スクリーンで約3000席を有する大劇場になる予定とのことですが、日劇が無くなるっていうのは衝撃的ですよね……現在のマリオン内にできた日劇は84年オープンだけど、その前の時代を入れると80年くらい?有楽町の中心にあるシンボル的な存在。さらに言えば(新宿ミラノ座なきいま)国内最大級の映画館ですからね。シャンテにしても良質の映画を好む固定ファンが多かったはず。
TOHOシネマズは六本木をリニューアルしたばかりで、4月には新宿がオープン。17年には上野がオープン予定と、着々と映画館のシネコン化を進めている感じですが、それにしても大胆な計画だなあと驚くばかり。たしかに有楽座も地域再開発計画によって無くなったばかりだし、この地域のリニューアル化は東京オリンピックまでに相当な変化をもたらしそうで、本当に時代の流れを感じます。
posted by 編集長 at 15:54| 日記

2015年03月19日

品田先生お別れの会

昨年末にお亡くなりになった映画評論家・品田雄吉先生のお別れの会が都内のホテルで行なわれ、参加させていただきました。
私が遅れて到着した時、場内はかなり多くの方がすでに献花を済まされて山田洋次監督が弔辞を述べているところで、この後、女優の香川京子さんと、そうそうたる顔ぶれにちょっと気後れが。献杯の後、こっそり献花して、早々に失礼しようかとも思ったのですが、お腹もすいていたのでホテルのご馳走を少し頂いてから帰ろう……などと意地汚い考えが頭をよぎり、そうこうしているうちに何人か知り合いに声をかけられたりかけたりで、ほとんど最後までいることに。
それにしても品田先生の二人の息子さんを拝見したのは初めてだったんですが、ごあいさつで長男の方が『子供のころは大変存在感の薄い父でした。小学生の私が学校に行くときはまだ寝ていて、私が寝るころにはまだ帰宅していなかった』とおっしゃっていました。二男の方は北海道(先生の出身地)に一緒に旅行したのが思い出だそうです。お二人とも私より年上で、こんな大きな?お子さんがいらしたんだとびっくりしました。
帰りに渡されたお土産の中に“品田先生のDVD”が入っていたのですが、どんな内容なのかこれはまた後日書くことにします。
それにしても会場のホテル(増上寺の近く)はもう十数年くらい行っていなかったところで、どうやって行くのか思い出せず、駅から十五分も歩いてしまいました。ここで覚えているのはジョージ・ケネディーを取材したこと。それだけでもかなり昔とわかっていただけるでしょう。
posted by 編集長 at 21:00| 日記

2015年03月13日

急性胃腸炎

 よりによって校了日にウイルス性急性胃腸炎になってしまい、気持ち悪いのとお腹痛いのと熱があるという状態の中、休むわけにもいかず、病院に行ってから出社してとりあえず必須事項を終えてから、副編に後は任せてその日は夕方早退。雨も降ってきたしふらふらして駅まで歩くのもムリな感じになってきたので、なんとタクシーで帰宅しちゃいました。でも深夜に何度も起きちゃうのでろくに眠れないし。
 翌日も6月号の編集会議があるので、ヘロヘロながら病院の後、出社。早退はしなかったけど通常よりだいぶ早い帰宅。最初は水を飲んでも気持ち悪かったくらいなので、きちんとしたものを食べていないせいか歩く力がいまだになかなか快復しません。今日あたりはそろそろまともになってきたので、うどんなどを食べてみたけれど、早く元に戻りたいものです。でも明日(土曜)も別冊打ち合わせのためゆっくり休んでいられないんだよなあ……
posted by 編集長 at 20:37| 日記

2015年02月28日

2月の終わり

昨日ニュースの原稿書いていた時、「病院に搬送された」までだったレナード・ニモイが今朝ラジオをつけた途端に「亡くなった」と聞いてショックでした。「スター・トレック」「スパイ大作戦」テイジンのCMと日本人にもなじみ深い方でした。ご冥福をお祈りします。
そんな2月の最後の日の一日前、旧ニュー東宝シネマ1ことTOHOシネマズ有楽座が最終上映を迎えていました。もちろん平日だったので行けるはずもなく、とりあえず休日出勤前に閉館した姿を見に行こうと思って、有楽町のニュートーキョー数寄屋橋本店(このビルが再開発のため移転するので閉館になったんですが)に行ってきました。せっかく来たので、地下にあるイタリアンレストランVINO VITA(ここはかつてのニュー東宝シネマ2があった場所)で昼食をとることに。なんとバイキング式だったので、最近ろくなものを食べていないため、食べ過ぎてしまいました。これから仕事だというのに。
この数寄屋橋一体、いまかつての東芝ビルが建て直し中で、地下の巨大駐車場も大幅に直しているところ。まあ2020年の東京オリンピックに向けての大規模な工事の一環なのかもしれませんが、そのお隣にある77年の歴史あるニュートーキョーも間もなく最後とあって、年配の方たちが集団で一階のビヤホールに集まっていた様子。有楽町の見慣れた風景も大きく変わりそう。ちなみに移転先は有楽電気ビルです(3月上旬)。
posted by 編集長 at 20:20| 日記

2015年02月23日

アカデミー賞終わって

レッドカーペットから授与式の終わりまでアカデミー賞授与式を鑑賞しました。
最後の最後に来て「バードマン」が「6才のボクが、大人になるまで。」を逆転したという感じですが、この流れは批評家賞が一揃い出終わって、組合賞が次々発表された先々週くらいから徐々に明白になっていったもの。それでも最後の最後までこの2作のどっちに軍配が上がるか微妙でしたが、ついに「バードマン」が追いついたという感じです。その代りリチャード・リンクレーター組はパトリシア・アークェットの助演女優賞のみになってちょっとかわいそうな感じ。
とはいえ、最初のうちは鉄板と言われていた「バードマン」のマイケル・キートンの主演男優賞も賞レース終盤になって、エディー・レッドメーンがどんどん優勢になっていったのも今年のサプライズの一つ。スピリット賞を受賞した昨日の時点では、まだキートンにも勝機があったんですが。流れは完全にエディーに向いてしまったようです。批評家が見るのと現場の同業者が見るのではこういう違いがあることを知らされた感じです。
もう一つ番狂わせに見えたのが長編アニメ賞の「ベイマックス」受賞。この部門は本当の本命だった「LEGOムービー」が候補にも入らないという時点で何か起きそうな予感はあったのですが、絶対的に優位にあった「ヒックとドラゴン2」をやぶって、ほかの賞ではほとんど受賞していない「ベイマックス」がここでだけ受賞するのは驚きでした。それだけディズニーがオスカーに好かれている証拠でしょうか? 
今回感動的だったのは50周年トリビュートで「サウンド・オブ・ミュージック」の名曲メドレーをレディ・ガガが見事な歌唱で歌ったとき。いつもと違う純真な?パフォーマンスにみんながスタンディングオベーションをしていた時に、オリジナルのジュリー・アンドルーズが登場し、ガガを抱きしめると満場の感動がクライマックスに。もう一つはオリジナルソング賞の『セルマ』の“グローリー”のパフォーマンスでしょうか。主演のデーヴィッド・オイエロウォが号泣し、つられて?クリス・パインまで落涙。これもスタンディング・オベーションでした。
それと今回は候補者に黒人が少ないと批判されていたせいか、プレゼンターの黒人俳優率が高かった感じが。テレンス・ハワード、ジェニファー・アニストン、ヴァイオラ・デーヴィス、オクタヴィア・スペンサー、オプラ・ウィンフリーにエディー・マーフィーまで登場して、「私たちは黒人を軽んじていませんよ」というアカデミーの声(司会のニール・パトリック・ハリスも最初のトークでそんなことを言っていたし)なのでしょう。
ともかく朝から約6時間、ずっと見ていても飽きないアカデミー賞でした。

posted by 編集長 at 19:45| 日記

2015年02月22日

スピリット賞とラジー賞

アカデミー賞の前日、ふたつの恒例賞が発表されました。
まずひとつはインディペンデント・スピリット賞。作品賞を取ったのは「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」。これで明日のオスカー作品賞で大逆転が起きる可能性が高くなりました。本命だった「6才のボクが、大人になるまで。」は監督賞をリチャード・リンクレーターが獲ったけど、これもどちらかといえば「バードマン」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが獲るかもと思われたので、ある意味ひっくり返ったのかも? しかし明日はこの2作がどう戦うのか、最後の最後までわかりません。「バードマン」のこの賞レース終盤にきての粘り強さは、近年のオスカーシーズンになかったもの。といっていると、主演男優賞の本命、「バードマン」のマイケル・キートンに黄信号が。「博士と彼女のセオリー」のエディー・レッドメーンがここにきてかなり有力に。こんな時期にこれだけの不確定要素が残るオスカーは本当に珍しいかも。
 さてもう一つはワースト映画賞を選ぶラジー賞ことゴールデン・ラズベリー賞。今年の最多受賞は日本では未公開なのでよくわからない「カーク・キャメロンのセービング・クリスマス」が作品、主演男優、脚本、コラボ賞を独占。残念ながらキャメロン・ディアズが主演女優賞(「セックステープ」と「アザー・ウーマン」で。どちらも日本未公開)を受賞。でも洒落のわかるキャメロンなら笑ってやり過ごせるところでしょう。そのキャメロンが出ていた「ANNIE」がワーストリメーク賞を受賞。
 どちらもオスカー前日のトピックですが、明日は生中継でオスカー授与式を朝から見る予定。どんな結果が待っているのか、こちらもわくわくです。
posted by 編集長 at 19:44| 日記