2015年09月29日

東京国際映画祭、今年のラインナップ

第28回東京国際映画祭が10月22日から開催されます。今日はこのラインナップ発表会にお邪魔しました。
昨年から新設されたサムライ賞に、山田洋次監督とジョン・ウー監督が選ばれたことをジェネラル・ディレクターの椎名保氏が発表したあと、今年の総合司会を務める羽鳥慎一アナウンサーと西尾由佳里アナウンサーが登壇して、各プロデューサーが今年のラインナップを発表。コンペではイーサン・ホークがチェット・ベーカーを演じる『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』や小栗康平監督の日本=仏映画『FOUJITA』などが目立っていました。気になるのは招待作ですがゴードン・レヴィットの『ザ・ウォーク』、ヘレン・ミレン(来場)の『黄金のアデーレ名画の帰還』、ヒラリー・スワンク(来場)の『サヨナラの代わりに』、大作『エベレスト3D』などが上映。新設のパノラマ部門にはシャーリーズ・セロンやクロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ホールトが共演する『DARK PLACES』(原題)が目を引きました。
ワールド・フォーカス部門ではホセ・ルイス・ゲリンやマルコ・ベロッキオ監督の新作が。日本映画クラシックす部門では30年前の第1回で上映された黒澤明監督の「乱」や市川崑監督の「炎上」、怪獣映画「ガメラ対ギャオス」などの4Kデジタル復元版が上映。ほかに共催・提携企画でも「シェーン」のデジタルリマスター版上映やら、オーソン・ウェルズ生誕100年特集でドキュメンタリーの新作などが見られたり、「機動戦士ガンダム」の特集も気になるところ。
他にも企画や特集が多くてとても書ききれませんが、すごいことになりそうです。私も何か1本くらい見られるといいのですが……ちょうど1月号が忙しい時期なんですよね。皆さんはこの機会にぜひたくさんの映画を見てください。チケットは10月10日から売り出すようです。
posted by 編集局長 at 20:54| 日記

2015年09月24日

日光・東照宮〜鹿沼市

シルバーウィークは休めましたか? 私は五連休のうち最後の二日だけ夏休み代わりに休んで、知人たちと日光方面に出かけてきました。日光の東照宮に中学生の修学旅行以来、行ってみましたが、さすがに見た感じは昔とほとんど変わりなし。でも現在、陽明門は平成の大修復を実施中で見られませんでした。覆いの中に入れないこともないんですが、連れに車いすの者がいたので、そういう人にとって東照宮はあまり便のいいところではありません。また修復が終わったころに来てみようかな。
他に鹿沼市に足を延ばして、ぶっつけ祭で有名な「彫刻屋台」が披露されている記念館を見てきたり、彼岸花の群生地を見たりしてきました。川面が澄んでいてきれいでしたが、このあたりは先日の大雨の被害の跡がまだ残っていて、TVで見た鬼怒川のあふれる様子がふと思い起こされました。
泊まった宿には、片付けのボランティアで現地を訪れた人たちが送迎バスでやってきて、温泉に入って体の汚れを落としていましたが、若い方から年配の方まで様々。連休を使ってまで大変な労働、お疲れ様でした。
posted by 編集局長 at 21:29| 日記

2015年09月18日

ベネチア国際映画祭を賑わせた二作

前回書いたベネチア国際映画祭の金獅子賞は、ベネズエラの「Desde Alla(原題)」になりました。
さてこの映画祭でも上映され、話題になった招待作の二つを早くも見ることができました。一つはジョニー・デップ主演の「ブラック・スキャンダル」、もう一つは「エベレスト3D」です。どちらも映画祭で上映されたとき、評判が良かったので期待していましたが、なるほど納得。
「ブラック・スキャンダル」は70年代中盤から80年代にかけて南ボストンを中心に勢力を誇ったホワイティ・バルジャーというギャングの物語。ジョニーがこの危ない犯罪者を演じて、かつてのドキドキするような演技を見せてくれます。薄くなった頭髪に、透き通るようなブルーアイのバルジャーは、まるで悪魔のよう。冷酷無慈悲な男のなかなか見透かせない内面にジョニーが食い下がる様子は、次期オスカー候補になってもおかしくないほどの怪演です。バルジャーを崇拝するFBIを演じる助演のジョエル・エドガートンもなかなか良くて彼も助演賞候補になるかも。カンバーバッチや、ダコタ・ジョンスンの出番は思ったほど多くなかったですが、映画全体に緊迫感があり、そうした細かいことを忘れてしまう二時間でした。
また「エベレスト3D」も予想以上の力作。バルタザール・コルマウクル監督の執念のようなものが感じられます。20年ほど前の実話をもとに、エベレスト登頂に挑んだ登山家たちのサバイバルを描く本作では、ジェースン・クラーク、ジェーク・ギレンホール、ジョッシュ・ブローリンといった面々が体を張った演技を見せてくれますが、主役はカメラといっていいかも。エベレストに上って3Dを撮るなんて無謀をどれだけの人海戦術で行なったのか知りませんが、大迫力の撮影に目を奪われます。ただの山登り映画ではなく、人間ドラマ、サスペンスも盛り込まれ、こちらも二時間があっという間でした。
「ブラック・スキャンダル」は来年1月30日、「エベレスト3D」は11月6日から日本公開されます。
posted by 編集局長 at 18:50| 日記

2015年09月12日

ベネチア国際映画祭、今年は?

11月号の入稿と校了と、12月号の会議が終わって、やっと一息、と思ったらもうこんな時期。これでは一年があっという間に過ぎていくのも当然でしょう。
その11月号では締め切りの関係上、途中までしかお伝えできないことをお詫びしておきますが、ベネチア映画祭もそろそろ閉幕。もうすぐ受賞結果が発表されます。今年はジョニー・デップ夫妻はじめ、エディー・レッドメーン、クリステン・スチュアート、ニコラス・ホールト、ジェーク・ギレンホール、レーフ・ファインズ、ダコタ・ジョンスンなど豪華な顔ぶれがそろったのですが、参加作品の質も高かったようです。オープニングの「エベレスト3D」やジョニーの「ブラック・スキャンダル」も好評で、オスカーレース有力?との声も上がる中、これらはコンペ外。コンペ作品でもクリステンの「イコールズ」もいい評価だったし、エディーの「ダニッシュ・ガール」も再び男優賞候補かといわれていますし、共演のアリシア・ヴィカンダーが素晴らしいとか。そんな中、私が注目したのは「監督バンザイ賞」?を受賞したブライアン・デパルマ。ベネチアとは縁の深い人だけど、そろそろ新作を見せてくださいよ。もう70歳すぎちゃったので、健康面も心配。そういえばアル・パチーノと新作を撮るなんて話もあったはずなのに……この受賞を励みに、ぜひ次の作品を。
 さてこのベネチアを終えた組は、次にトロント(TIFF、といっても東京ではない)に向い、本格的な賞レースが開幕するのです。そこではトム・ヒドルストンの「アイ・ソウ・ザ・ライト」、マット・デーモンやマッツ・ミケルセン作なども含まれ、ますます楽しみに。今年はどんな傾向になるんでしょうか。
posted by 編集局長 at 18:37| 日記