2016年12月13日

ゴールデングローブ賞ノミネーション

ニュース欄でもお知らせしていますが、第74回ゴールデングローブ賞の候補が発表されました。アカデミー賞の前哨戦といわれるだけあって、注目度の高いこの賞ですが、順当なような意外なような。
作品賞・監督賞・演技賞の枠に現代ハリウッドの巨匠といわれるマーティン・スコセッシの「沈黙 サイレンス」とクリント・イーストウッドの「ハドソン川の奇跡」が見事に無視されています。かろうじてメル・ギブソンが「ハクソー・リッジ」で作品・監督・主演男優と気を吐いていますが、今回はハリウッドの新勢力にスポットが当たるようです。
そのトップランナーが「ラ・ラ・ランド」のデーミアン・チャゼル。前作「セッション」も良かったですが、今回もツウ好みのミュージカル風ロマンスです。なんというのか、『二番目の夢をかなえた恋人たちの果たせなかった夢』をかなえるのがハリウッド=虚構の世界の素晴らしさなんだと言いたげなクライマックスに、ぐっとくるような切ないロマンスで、ハッピーエンドともアンハッピーエンドとも取れるラストが心憎いんですね。これはハリウッド族には好かれる作品でしょう。また男優賞有力の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、間違いなく今年のブラックパワーの台風の目になる『ムーンライト』も主要部門で複数ノミネートされ、このあたりが三つ巴の戦いを見せてくれるのが今年のハリウッド賞レースになるという感じ。それを見事に表しているのがこのゴールデングローブの候補一覧に現われているような。
またアニメ賞に「君の名は。」が選ばれなくて、日本ではニュースになっていましたが、もし候補になるなら「レッドタートル」とか「百日紅」の方が有力。この2作が入っていない時点でまたまた今年もハリウッド・アニメ(「ズートピア」とか「モアナと伝説の海」とか)が強いことが如実にわかります。
華やかさがもう一つほしいかなという気もしますが、1月8日(現地時間)の授与式を楽しみにしましょう。
posted by 編集局長 at 17:54| 日記