2017年02月26日

ラジー賞も反トランプ?

アカデミー賞の前日発表される、おふざけのラジー賞ことゴールデン・ラズベリー賞(最低映画賞)が発表になりました。ちょっと驚いたのは、この賞まで反トランプの影響があるのか?というものだったことです。
最低映画作品賞に選ばれた「ヒラリーのアメリカ、民主党の秘密の歴史」は、トランプ大統領の対立候補だったヒラリー・クリントンと民主党の闇を暴くみたいなドキュメンタリーですが、とにかくヒラリー憎しというような内容だとか。作品賞だけでなく監督でもあるディネシュ・デスーザというインド系の政治学者が最低主演男優賞を(ブルース・スクーリーと共同で最低監督賞も)受賞。ドキュメントの中でヒラリーを演じたベッキー・ターナーという女優が最低主演女優賞を受賞と、主要部門をすべてこのドキュメントが受賞したんです。ハリウッドはたしかに民主党びいきの人が圧倒的と思いますが、ラジー賞もそうだった、みたいな結果ですね。でもこれもジョーク?ということなんでしょうか。実際この映画を見ていないので何とも言えませんが、夫ビル・クリントンの女性スキャンダルは、実際は(夫の浮気症を知る)ヒラリーが自ら勧めて起こったことだとか、そういうことを力説しているようです。このデスーザ氏は以前「オバマのアメリカ」という映画も作っていて、やはりオバマ前大統領を大批判した内容だったとか。今回はラジー賞の選考委員もこのデスーザ氏に怒りの矛先を向けたのでしょうか。
ちなみに最低助演男優賞(ジェシー・アイゼンバーグ)、最低コンビ賞(ベン・アフレックとヘンリー・カヴィル)、最低シリーズ映画賞、最低脚本賞はしっかり?「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」が受賞。もしかしてラジー主演男優賞をベン・アフレックが受賞して、翌日オスカー主演男優賞を弟ケーシーが受賞するという、前代未聞の兄弟受賞が起きるかもという予想は外れてしまいました。でもオスカー確定といわれていたケーシーにいま黄信号が灯っていて、『フェンシズ』のデンゼル・ワシントンが逆転受賞という可能性が大きくなってきました。すると助演男女優賞も黒人俳優が有力で、演技部門四つのうち三つを黒人が受賞する史上初の事態になるかも? 昨年の「白すぎるオスカー」批判の反動なのか、これもトランプの人種偏見に対する反応なのか。明日のオスカーに注目です。
posted by 編集局長 at 15:37| 日記